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錦鯉にみる“素の人柄と芸としてのウケ”のバランス

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錦鯉が大好き過ぎてライブまで行っちゃうくらいなのだが、M-1優勝後はYouTubeでテレビ番組も片っ端から観まくっている。

その中で長谷川雅紀(まさのりさん)の地元、北海道テレビ(HTB)のこの食レポを観て錦鯉がますます好きになった。

まさのりさんが札幌時代によく行ったという「やきそば屋」でのロケ。この店、サイズが並(1玉)から信じられねえ(12玉)まである。まさのりさんはこれまでの自己ベストミラクル(3玉)の上のウルトラ(4玉)をクリアするのが目標。

やきそばのサイズ

ご存知の通り錦鯉はまさのりさんが50歳(ロケ時は49歳)、相方の渡辺隆が43歳という7歳差のコンビで、「あなたはボクより若いんですから」というまさのりさんのフリを受けて、ほかのコンビ芸人なら「じゃあボクはウルトラの上のこれでもくらえ(7玉)で!」とか言いそうなものを、渡辺は「じゃあスーパー(2.5玉)いきますよ」と決して無理をしない。この、主役はあくまでまさのりさん、という渡辺のわきまえ方に感心した。芸人だから無理やり大食い、みたいなのはもう時代じゃないし…。

そして、まさのりさんと渡辺、ホントきれいにやきそばを食べるんだよね。麺も具もカケラまでひとつ残らず。これはビンボー生活で食い物のありがたみを知っているというのもあると思うけど、食べ方に人柄が出るんだよね。これが無理やり大きいサイズ頼んで残したり、食い散らかしたりしたら、「ちょっと人気が出たからっていい気になって」みたいに思う人も中にはいると思う。

きれいに食べるって、意図的にできることじゃなくて、身についたものだから、それは素なのか演技なのか見ていれば分かる。渡辺が途中、まさのりさんに「無理しないでね」って声かけるんだけど、これなんかもこれまでのコンビ芸人ならあまりないパターン。時代は大食いよりも残さないこと、きれいに食べることを求めているし…。

今の芸人さんは“素の人柄と芸としてのウケ”をバランスよく両立させなきゃならなくて大変だな、と思いつつ、錦鯉はそれがちゃんとできてるから一発屋じゃ終わらないだろうなと、この食レポを観てあらためて思ったのでした。

やきそば屋 大通店

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