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福岡 酒場のグルメ

博多「吉武酒店」のおかみさんと常連さん

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「吉武酒店」の外観

福岡に来たらぜひ訪ねてみたかった、昭和元年創業の角打ち、呉服町の「吉武酒店」。

この建物、威厳はあるが、ひとを拒むようなところはない。思い切って引き戸を開ける。

「すみません。飲ませてもらえますか?」。振り向いたのは中年男性3人と高齢のおかみさん。「そこ座って、座って」と席を作ってくれるのは中年男性のひとり。「何飲みます?」「じゃビールを」「瓶?缶?」「じゃあ瓶で」「赤星ありますよ赤星」「イイっすね。じゃあ赤星で」。

博多で赤星を勧められるとは思わなかった。一瞬店の人かと思ったけど、男性は3人とも常連さんだった。

常連さんはみな、一見のオイラにとてもやさしく話しかけてくれる。ギンビスのアスパラガスとかオイルサーディンとか、自分たちのツマミをお裾分けしてくれたり。おかみさんも交えて他愛のないおしゃべりが続く。おかみさんがとても慕われているのがわかる。

常連さんにお裾分けいただいたツマミ

「先輩、誰かに似てるんだよなぁ」と常連さんのひとり。「あ、六角精児かな?」「違うな、仲本工事だ!」。言われたこと無いけど(笑)。

最後に常連さんのひとりが飲んでた地酒(「比翼鶴」だったか「萬年亀」だったか…)をもらう。おかみさんがストーブの薬缶でお燗してくれた。

赤星の大瓶と地酒を熱燗で1杯

いやぁ、うまいなぁ。この空間で飲むからいっそう旨いんだろうな。一見はそろそろおいとましようか。〆て780円。

オモテに出てもう一度建物を振り返る。冷たい外気が肌を刺すけど、カラダがポカポカしてるのは燗酒のおかげだけじゃなく、きっとおかみさんと常連さんのやさしさに触れたからかもな。

吉武酒店(博多)

吉武商店

2022年2月23日訪問

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